その名はウィンプル
先日、2月1日が「ヒジャブの日」だったことに関連してこんな記事を投稿させていただきました。
それに引き続き、10年ほど前に「その名はウィンプル」という記事を投稿していたのを思い出しました。内容を一部変更して再掲させていただきます。
現在「イスラム教徒の若い女性が、イスラム教の戒律の範疇でロリータファッションを楽しむムスリムロリータ」が話題になっています。私は何年も前から、マレーシアやインドネシアでムーブメントがあったことを把握しているので「何をいまさら」という感じですけどね。
このムスリムロリータですが、特に女性のイスラム教徒の服装の特徴として扱われている「ヒジャブ」、すなわち頭髪を覆い隠す頭巾が特に注目されています。
厳密には違いますが、▼こんな感じのファッションですね。
この「ヒジャブ」なんですが、実はコーランに規定されたものではなく……
今日、調べて知った事実。
イスラム教の聖典コーランには、
女性はヒジャブやブルカを被れとは書いてない。
「胸の上にベールをかけろ」、「美や飾りを見せびらかすな」って書いてあるだけ、、、
— Hiroyuki Nisimura (@hiroyuki_ni) 2015, 3月 6
という教えを実行するために、もともと中東にあった「女性がヴェールで頭髪や顔を覆う風習」を用いたとするのが妥当ではないかと思います。
また、女性が日常的に頭髪を覆い隠す頭巾を着用することも、イスラム教徒独自のものと考えるのは乱暴なようです。
なんかいろんな言語圏で出回ってる「ヒジャブとその仲間たち」の図。
たぶんフランスを筆頭とするヒジャブ抑圧の潮流に対抗する意図で「ヒジャブは特別でも変でもない」と主張するどこかの国のムスリムが描いた絵だろけど、めちゃめちゃ日本スタイル… pic.twitter.com/qwHSw1qK9a
— 須藤玲司 (@LazyWorkz) 2015, 1月 25
さて、この「女性が日常的に頭髪を覆い隠す頭巾を着用する習慣」、世間的にはイスラム教との関連が切り離せないもんですが、私はイスラム教はもちろん、代表的な宗教から可能な限り分離することができんものかなと画策しています。
分離するのに一番効果がありそうなのは-個人的に言葉狩りは嫌いなんですが-用語から宗教色を薄めることかしらと思います。
まずは頭巾の名前から。現在ポピュラーな「ヒジャブ」という名前は、本来は頭巾そのものをさす単語ではないそうで、「貞淑」や「道徳」という意味があります。そのため、頭巾をさすのはくだけた使い方になるようです。なお、頭巾そのものをさす単語として「ジルバブ」があります。
「『ヒジャブ』という単語はどうしてもイスラム教のイメージが抜けなくて……」という方には「ウィンプル」をお勧めします。キリスト教の修道女のヴェールをさす事もありますが、比較的宗教色の薄い言葉だと思います。
それでも「宗教色が……」という方は……。これは近日中に考えます(汗
次に「女性が日常的に頭髪を覆い隠す頭巾を着用する習慣」ファッションについて。現在「ムスリムロリータ」という言葉がありますが、「宗教色を薄める」という意味で、「ムスリム~」をはずして「モデストロリータ(モデスト=慎み深い)」というのはどうでしょう?
「話題になっているものを、単なる好奇の対象から文化にするのはどうしたらよいか?」その手段の一つとして、ハードルをはずす、特に今回の「ムスリムロリータ」に関してはイスラム教のイメージを薄める、ということを「女性の被り物が好き」でネット活動を始めた私がいろいろと画策しております。
何らかのきっかけで「女性が日常的に頭髪を覆い隠す頭巾を着用する」ファッションが日本に根付くと思うんですけどねえ。でも夏が高温多湿で「着込む」事に適さないですし、イスラム教のような「教え」「導き」がないと根付かないかもしれないのかな~と、色とりどりのヒジャブ姿の若いムスリマ(女性イスラム教徒)たちを見ながらため息をつく次第です。
「近日中に……」と言いながら、もう10年以上が過ぎています。申し訳ない。


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